※本編を読んでからお読みください。



ニルヴァーナ の うらばなし




その さん      わすれもの で ちめいしょう


「あ、頭がくらくらします・・・

ずんずんと進んでいく3人の後ろでがぽつりと呟いた。
足取りも重く見ていてなんだか痛々しい。
そんなを気遣ってかゲダツが声をかけた。

「大丈夫か??貧血か?」

「「オマエの所為じゃないのか?」」

まったく・・・とボヤキながらシュラが言葉を続けた。

「シャンディアの奴等なんぞ自分で撃退できるだろうが」

「え、あの・・・」

どきっと心臓が跳ね上がった。
冷や汗やら脂汗がだらりと背筋を流れる。
(心綱で)理由を察知したらしいシュラの顔に

びきびきと

青筋が

「・・・武器を・・・も、持って行くの忘れてしまっ・・・て・・・」


この直後の頬にシュラの手が伸びて、



いひゃひゃひゃひゃい!!!シュラさんやめひぇくらひゃいぃ










**********ひとこと
3話前編直前の話。










ニルヴァーナ の うらばなし




その よん       よふかしは おはだの てき


「・・・よし、お前達。もう下がってもいいぞ。眠くなってきた」

一通りの話を終えたエネルがあくびをしながら暇そうに呟いた。

「えと、私も下がってもよろしいのでしょうか?」

「なんだ、一緒に寝たいのか?

なっ!?何言ってるんですかー!!!

耳まで真っ赤にしたが慌てて叫ぶ。
その様子を見てにやにやと満足そうに笑って言った。


「いい目覚ましだ」


「ゴッド、を手当てしてやりたいのですが連れて行っても?」

沈黙を守っていたオームが発言する。

「んン?かまわん、連れて行け」

ひょいひょいと「あっち行け」のジェスチャーをしながらまた一つあくびをする。
どうやら本当に眠いらしい。




なんで貴様までついてくるんだ?

仄暗い廊下を進みながら先頭のオームが呟いた。

「個人の勝手だろうそんな事」

ずんずんと不機嫌そうについてくるシュラが答えた。

「・・・哀しいほど余裕が無いな

うるせぇ!!!

「あ、あの〜・・・」

陰険な雰囲気の二人に挟まれたがばつの悪そうな顔で言った。


ゲダツさんは・・・?










その頃当の本人は、



「ゲダツ様、目を開いたまま寝てはいけません!!充血します

っていうか起きて下さい!!!


・・・むぅ・・・!!!」(寝たまま)

こんな事になっていたとかいないとか。










**********ひとこと
半目ではありません。
全開です。